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このコーナーでは、毎回、各方面でご活躍中の先生方にインタビューし、血管ケアのコツやアイデアを紹介します。


Vol.1 血管を守る食生活のコツとは?

せんぽ東京高輪病院栄養管理室長 足立香代子先生

足立香代子先生

―血管と食生活の関係は?

“塩分の摂りすぎ”が高血圧を引き起こす、ということは皆さんご存じかと思います。それだけはなく、偏った食生活は血液中の悪玉コレステロールを増やし、血管壁に付着して酸化してしまい、動脈硬化を引き起こすことも知られています。 このように、血管と食生活は深い関わりがあります。

―なぜ塩分を摂りすぎると血圧が上がるのでしょうか?

塩分は、生命維持に欠かせない成分ではありますが、取り過ぎると様々な問題が起こります。若くて健康なうちは余分な塩分は腎臓から尿中に排泄されますが、年齢とともに腎臓の働きが低下し塩分が十分に排泄されなくなると、体液の塩分濃度が上がらないよう、体は水を溜め込み調整しようとします。すると、細胞内には、多くの水分が必要となり、血液量が増え、血管にかかる圧力が上昇します。これが、塩分の摂りすぎが高血圧につながりやすくなるひとつの理由です。

―塩分摂取の目安は?

一日の食塩摂取基準 男性成人 女性成人
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2005年度版 10g未満 8g未満
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2010年度版 9g未満 7.5g未満
日本高血圧学会 6g未満
世界保健機関(WHO) 5g未満

昔から日本人は醤油や味噌などをふんだんに使用する為に、塩分を取りすぎる傾向にあります。2010年4月、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」を5年ぶりに改訂し、その中で食塩の摂取量の目標値を変更しました。また、日本高血圧学会は、高血圧の予防と治療ための指針として、食塩摂取基準を掲げています。

しかし、塩分量を目標値通りに、というのは、食生活を厳密にチェックしないと、あっという間にオーバーしてしまいます。外食やお弁当、市販の惣菜など自分で塩分を調整しづらい食事は控えめにすることがお勧めです。さらに、野菜不足やお酒の飲みすぎなども要因として考えられますので、まずは自分の問題点を把握し、食生活をはじめとする生活習慣を見直していくことが大切です。

食生活チェック

  • □濃い味付けが好き
  • □みそ汁や漬物は残さず食べる
  • □丼物や麺類をよく食べる
  • □お酒と一緒につまみもよく食べる
  • □外食が多く、1日2回になることもある
  • □自分で食事を作ることはあまりない
  • □野菜はあまり食べない
チェックが多いほど、「塩分摂りすぎ」の疑いあり!

足立香代子先生プロフィール せんぽ東京高輪病院栄養管理室長

1968年中京短期大学家政科卒業。八木病院、北青山病院を経て、1985年より東京船員保険病院(現せんぽ東京高輪病院)に勤務。栄養管理室長として、豊富な臨床経験をもとにした、個人個人の立場(疾病状態、健康状態、生活状態や精神状態などの生活の質を考慮)に立った新しい栄養指導に取り組んでいる。